中世ラテン語
中世ラテン語(ちゅうせいラテンご、英:medieval latin)は、中世にカトリック教会で文語として用いられたラテン語である。「教会ラテン語」という名称とほぼ同じである。
語彙
ギリシア語から借用したキリスト教に関係する単語が多い。またゲルマン語の単語も用いられることがある。
文法
口語(民衆ラテン語から派生したロマンス諸語・及びゲルマン諸語)をなぞった用法が見られる。
- unus,ille,quisdamを冠詞のように用いる
- 古典語では不定詞を用いるところをquodによる副文で表す
表記
当時の読音を反映して表記に揺れがある。
- 二重母音aeがeと書かれる(puellae→puelle)
- hが書かれない・本来はない位置にhが書かれる(habere→abere,corona→chorona)
- 母音の間のhがch[k]と書かれる(mihi→michi)
- 母音の間のtがcと書かれる(divitiae→diviciae)
- 二重子音と単子音の混同(tranquillitas→tranquilitas)
- mn,mtなど鼻音+破裂音が並ぶときに間に破裂音が入る(alumnus→alumpnus)
- 語中のvi(特に完了形の語尾)が脱落する(novisse→nosse)



