「TWI研修」

TWI研修

TWI研修とは、日本産業訓練協会(日産訓)や都道府県職業能力開発協会により行なわれる、職場で監督者となる人を対象にした研修。現在の日本で広く行なわれている研修の一つであり、JI,JM,JRの3つのコースからなる。

  • TWIとはTraining(訓練)Within(内の)Industry(企業)for Supervisors(監督者の方々のための)の頭文字である。
  • TWI研修を行う講師(トレーナー)を養成するための訓練コースもある。

目次

TWI研修を受ける対象者

  • 各職場で指導者、監督者的な立場にある人。職場のリーダー的な人が対象である。

テキスト

厚生労働省職業能力開発局監修のテキストが「社団法人 雇用問題研究会」から発行されており、それが使用される。JI、JM、JRが1冊ずつ(合計3冊)である。ISBNコードも付されているが、一般の書店では発売されていないようである。テキストに「TWI訓練についてのご照会は、当研究会および各都道府県職業能力開発主管課ならびに職業能力開発協会、(社)日本産業訓練協会にお問い合わせください」と記されているので、自分の会社でTWIを行ないたい場合は最寄りの協会に問い合わせればよいだろう。

TWIトレーナー

TWIトレーナーとはTWI研修を行なう講師(トレーナー)のことであり、各職場で指導者的立場にある人たちに対して「TWI研修」を行う。

TWIのトレーナー(講師)は下記の1.または2.のいずれかとなる。

  1. 外部に委託し、講師を派遣してもらう。
  2. 自社の社員をトレーナーとして訓練し、その社員がTWI研修のトレーナー(講師)となる。

ある程度以上の規模の企業では、自社の社員がトレーナー役を務めることが多い。

TWIの歴史

  • テキスト本「TWI活用の手引」に記載されている内容によれば、下記の通りである。
  • 第二次世界大戦当時、米国技術者たちにより開発され、広められた。
  • 1950年、日本に導入される。
  • 1973年、現在も使用されている手引書が発行される。
  • 1982年、手引書の内容が一部改定される。
  • 1992年、改定増補版の手引書が発行される。(2002年現在も使用されている)

TWIの内容

  • JI(仕事の教え方)
  • JM(改善の仕方)
  • JR(人の扱い方)

TWIトレーナー(監督者訓練指導員)の養成

TWI研修を行う講師役をTWIトレーナーという。日産訓から派遣してもらうこともできるが、自分の会社の社員をTWIトレーナーとして養成し、自社でTWI研修を実施することもできる。一定以上の規模の企業の場合、自社社員をトレーナーとして養成し自社内でTWI研修を実施することが多い。

トレーナーとなるためには、外部で専門の講習を受ける。東京周辺の場合、渋谷の日産訓で行なわれ、通常6日間程度である。このトレーナー養成訓練は非常にきびしいことで知られ、参加者には「宿題」や「予習」が課せられる。与えられた課題ができなければ容赦なく叱咤される。全国どこでも同じ内容、同じ水準の知識を伝授することがTWIトレーナーに求められる。自分の会社に帰ったTWIトレーナー達が我流の講習をしてしまったらTWIの大原則(決められたマニュアルの通り講習する)が崩壊してしまう。

  • 課題ができなかったらどうする?
    • 課題ができなかった場合に修了証が与えられないのかどうかは不明である。「できるまでやる」のが大原則なので、急病等で修了できなかった場合を除き、修了するはずである。というより習得するまで修了させてもらえないといったほうがよいのかもしれない。
  • 講習の内容は、TWI研修の指導員になるためのものである。内容は原則として自己流にアレンジしたりしてはいけない。教えられたとおりにやらなければならない。
  • TWIトレーナーは、トレーナー用教本を見ながら講習をする。トレーナー用の教本には、ほぼ全ページに「手順に従え。記憶に頼るな」と記載されており、教本を見ながらその教本のとおりに教えないといけない。したがって教本の内容を丸暗記する必要はない。逆に「記憶によって」教えてはならず「教本の手順に従い」教えなければならない。したがって内容の暗記は不要ではあるものの、どこに何が書いてあるのかは頭にいれておかないとならないのである。

内容

決められたシーケンスに従って行うような仕事、例えば工場の従業員のような人たちを想定した内容である。

従って、営業マンなどホワイトカラーの仕事には講習の内容が必ずしもそぐわないこともある。

電気コード結び

TWI-JIでおなじみなのが、「電気コード結び」である。内容は、まず、講師が「電気コード結び」という作業のやり方を受講者に教える。そして受講者がそれをやってみて、そしてさらにその受講者が他の受講者に、「電気コード結び」を教えるというものである。 電気コード結びという作業を題材にして、仕事の教え方について学ぶわけである。

  • 海外のTWIでも(東南アジア等)この電気コード結びが行なわれている。(日本人がノウハウを提供)

関連項目

外部リンク

[ TWI研修 ]の改訂履歴 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』
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関連リンク